ギブソン・レスポール・デラックス
'71年製だったと思う。NYの楽器屋さんで購入。ひどく慌しいスケジュールで自由な時間が取れたのが出発の日の朝から昼まで、しかも日曜だった記憶があります。せっかく来たから何か見つけて帰りたいと、楽器屋が連なる通りに向かったら、たまたまもうすぐ店じまいをするという日本人オーナーのお店で出会いました。レスポール程自分に似合わないギターはないと僕は思っていたので、頑なに手を出さずにいたのですが、これはDELUXEというモデルで、ちょっと仕様が違います。一番のチャームポイントはこの小さめのハムバッキングピックアップと、控えめな金の美しいゴールド・トップ。一目ぼれです。 店じまいということで、当時の日本では考えられないような値段で売られていたこともあって買うことに。お店の人が「これ持ってくのかあ・・・」と名残惜しそうにしていたのを思い出します。音もPAFと違ってちょっと線が細いというか、良く言えば上品。余分なパワーがないのが良いです。歪ませても良いけど、柔らかいスピーカーのアンプを繋いだナチュラルトーンもとても素敵です。 ギブソンのこの手のネックは気まぐれですぐに機嫌を損ねるので、不精な僕にはなかなか難しく、ライブでお披露目することはなかったんですが、ゆずのツアーでやったことのないスライドを弾いてくれと言われて、スライド用ならと弦高を思いっきり上げて使いました。意外と似合ってると言われてちょっとうれしかった。その後きちんとメンテに出して調整したら、こんなに良いギターだったんだと思う程状態が回復。難点は僕がいい感じに弾けないこと(ダメじゃん!)。弾くたびに「俺ってなんてギター下手なんだろ」と思います。このギター、なんか他人行儀っていうか、プライドが高い感じなのです。そしてやっぱり重い!ソロアルバムの「Believe」、「1997年のダイアナ」やL⇔Rの「そんな気分じゃない」等のギターソロはこの楽器です。

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