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『セカンド・チャプター』
ダニー・カーワン
またしても「それ誰だよ?」と言われそうなCDを紹介してしまいますが、本当に好きなので許して下さい。先日家でミュージシャン仲間と飲んでいた時に何気なくかけたら「これなに?いいね!貸して!」と言われたので、ちょっと原稿を書く勇気が出たのです。それにしてもこのレコードが紙ジャケで再発されているのを見つけて驚きました。何故かというと、このダニー・カーワンという人のレコードは「貴重版」や「レア盤」と言われて壁に飾られる事はまずないし、「ただあんまり売れなかったレコード」の中の一枚にされていることが多いので、探そうと思うと実はなかなか大変だったからです。
ダニー・カーワンという名前を聞いて、まず普通の人はピンと来ないかもしれませんが、フリートウッド・マックのギタリストだった人といえば、なるほど、と思うかもしれません。でも、フリードウッド・マックと聞いて思い浮かべるギタリストと言えばまずピーター・グリーンだろうし、どう転んでもやっぱりこの人の名前はあまり目立ちません。有名になるきっかけになったバンドの大きさが、本来この人のいるべき場所とは違ったことが、このアルバムを隠れた名盤にしてしまった不運のような気もします。僕がこの人の作品を初めて聞いたのは、フリートウッド・マックの「枯木」と「フューチャー・ゲーム」という2枚のアルバムの中の曲でした。正直に言うと、僕はそんなにフリートウッド・マックに特別な思い入れはなかったのですが、この2枚のアルバムだけはとても好きで、その僕の琴線に触れた部分を探していったら浮かんで来たのがこのダニー・カーワンだったのです。他にも2枚同時に再発されたソロアルバムがありますが、この「セカンド・チャプター」はギタリストのソロというよりはシンガー/ソングライターの作品としてどこを取っても素晴らしく完成度が高く、もっと評価されても良いレコードだと思います。ソロになってからのポール・マッカートニーやポール・サイモン、ケニー・ランキンなどが好きな人には是非おすすめします。その後彼はドラッグなどによる問題もあって一線から退いてしまいましたが、こういう形で再発されるという事は、その音楽に色褪せない魅力がある事の証だと思います。
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ダニー・カーワン
『セカンド・チャプター』
[限]
エアー・メイル・レコーディングス
AIRAC-1175
\2,730(税込み)
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2007-2 Groovin'
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