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『 R on B 』
RIDE on BABY

 僕がプロデュースさせてもらった「京都発年齢不詳系兄弟ロッカー」RIDE on BABYのデビュー・アルバムです。このアルバムを聴いて思わず「おおっ」とか「ふふっ」とか「えーっ?」と思う方は、かなり60’sや70’sのロックに思い入れの深い方だと思います。ジミー・ペイジと奥田民生のモノマネをする事に命をかけて来た兄、藤田大介と、親の仇みたいに片時もギターを離さず、キング・クリムゾンやらブライアン・セッツァーまで弾きまくる弟、藤田祐介の兄弟はかなりの音楽マニア。音楽好きのお父さんの影響からか、21歳と24歳という年齢からは逸脱して好きなものがフケているところがこの兄弟の特徴です(ちなみに『フケ顔』という曲も作ってみました)。
僕が初めて彼らのデモテープ「ひとりぼっちのそいつ」を聴かせてもらった時点では、いわゆる業界の人たちの反応は「奥田民生じゃん」「似過ぎ」という意見がほとんどだったらしいですが、僕はそのストレートに好きなミュージシャンがわかる感じにとても面白さを感じ、正反対に「そんなに好きならどこまで近づけるかやってみれば?」という提案をしました。憧れのアーティストに近づきたいのは当然だし、僕はそれが悪い事だとはちっとも思わなかったのです。やるならとことん、という意味で、ユニコーン/ジェット機の川西さんや、僕の盟友であり、Puffyのサポート・メンバーでもあるL⇔Rの木下氏というメンバーに参加してもらい、縁のあるスタジオまで押さえて彼らの憧れの地へ一気に連れてっちゃいました。これで盛り上がらないはずがないと思っていましたが、予想通り大盛り上がり。もちろん民生さんになれるはずはなかったけれど、この曲を聴けば彼らがどのくらい民生さんが好きかが一発でわかるはずです。その後はビートルズ、ツェッペリン、イーグルスからはっぴいえんどまで、やりたい事の目白押し。仕上げに日本のロック史に欠かせない名エンジニア、吉野金次さんにまでお手伝いしてもらい、最高に楽しいセッションが出来ました。最近は「音楽の話が合いそうなミュージシャンが少ない」とお嘆きの本格オヤジロックファンの方々、まだまだ若者も捨てたもんじゃありません。僕の中で彼らには「クラッシック・ロック」でも「ヴィンテージ・ロック」でもなく「フケロック」という若者ならではの新しいジャンルを開拓していって欲しい気もしているので、応援よろしくお願いします。

 

RIDE on BABY
『 R on B 』

ファイブスターズ/ファイブ・ディー

FVCD-1003
\2,300(税込み)



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R&R LIBRARY 第76回
2006-1Groovin'
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