第107回
第106回
第105回
第104回
第103回
第102回
第101回
第100回
第99回
第98回
第97回
第96回
第95回
第94回
第93回
第92回
第91回
第90回
第89回
第88回
第87回
第86回
第85回
第84回
第83回
第82回
第81回
第80回
第79回
第78回
第77回
第76回
第75回
第74回
第73回
第72回
第71回
第70回
第69回
第68回
第67回
第66回
第65回
第64回
第63回
第62回
第61回
第60回
第59回
第58回
第57回
第56回
第55回
第54回
第53回
第52回
第51回
第50回
第49回
第48回
第47回
第46回
第45回
第44回
第43回
第42回
第41回
第40回
第39回
第38回
第37回
第36回
第35回
第34回
第33回
第32回
第31回
第30回
第29回
第28回
第27回
第26回
第25回
第24回
第23回
第22回
第21回
第20回
第19回
第18回
第17回
第16回
第15回
第14回
第13回
第12回
第11回
第10回
第9回
第8回
第7回
第6回
第5回
第4回
第3回
第2回
第1回

第68回

『 フィフス・アヴェニュー・バンド 』
フィフス・アヴェニュー・バンド


 1969年のLAとNY、・・・その時代と場所の空気が流れ込んで来るような気がして、僕はこのアルバムをずっと聴き続けています。そしてその度にアメリカという国の広さと懐の深さを感じます。ひょっとしてこのジャケットのような景色はもう失われつつあるのかもしれないけれど、このアルバムの中には僕の憧れる音楽の原風景のような物が存在するのです。
  「ウエストコーストの優しさと、イーストコーストのしたたかさを見事に調和させた名作」という帯の言葉の通り、ロック、フォーク、ソウルやボサノヴァ等の様々な要素で練り上げられたサウンドは今聴いても新鮮そのもので、全く色褪せる事がありません。「洗練」とか「お洒落」という言葉で紹介される事が多い作品ですが、そんなキーワードをもとに、始めからそれを目指して作られたものには絶対に生み出せない純粋な音楽の楽しさや、心躍るようなパッションがこのアルバムには詰まっています。その楽曲やサウンド、バンド自体が身にまとっている空気のような物が、各メンバーのキャリアやバック・グラウンド、その後の活躍といった多くの言葉を超えて、聴く人の心を動かす力を持った素晴らしいレコードだと思います。
  発売当時は全く評価されずにこのアルバムを1枚残しただけでバンドが解散してしまったのは、その当時を知らない自分としては不思議と言うよりも全く理解出来ないのですが、1969年という時代とだけは調和出来なかったのがこのバンドの不運であり、それが逆に今でも聴き続けられている要因であるような気もします。とにかくこのアルバム、すっかりこの連載では紹介していた気になっていたのですが、見事に抜けていた「一家に一枚」の名盤です。洋楽、邦楽に関わらず、音楽が好きな方には是非持っていてもらいたい1枚です。

フィフス・アヴェニュー・バンド
『フィフス・アヴェニュー・バンド』

ワーナーミュージック・ジャパン 
WPCR-1870
\1,785(税込み)



このCDのご購入は
すみやMEDIA MAXで!



R&R LIBRARY 第68回
2005-5Groovin'
http://mediamax.sumiya.co.jp/
最新号は全国のすみや店頭で配布中です。
Copyright © 2003-2008 ourhouse, All rights reserved.