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LIZ PHAIR
『LIZ PHAIR』


 オルタナ姉さん、リズ・フェアの5年ぶりの最新作。かわいい!というのが僕の個人的感想。何かとあけすけな表現やエロさが強調される30歳もとっくに過ぎた子供もいるおねえさんに(言い過ぎか?)かわいいって言うのもなんですが、このかわいさは最近の若手女性アーティストには絶対に出せないものがあります。今までのイメージと比べるとちょっと洗練され過ぎ?という意見もあるかも知れないけれど、その加減が新しい魅力を引き出す鍵になっています。
 彼女のように確固たるキャラが先に語られてしまうアーティストにとっては、どういう引き算をして行くかという事がとても大切だと思うのですが、このアルバムではアヴリル・ラヴィーンを手掛けたThe Matrixというプロデュース・チームや、あのエイミー・マンの旦那さんでもあるマイケル・ペン等のプロデューサーがその非常に難しい匙加減を見事にこなしています。全体を適度にトリートメントする事で今まで見えにくかった彼女のシンガー、そしてソングライターとしての魅力や、知的で繊細な部分を自然に浮き出させる手腕は、同じ被写体をどの角度から見て、どんな光を当ててシャッターを切るかで見え方を一変させてしまうカメラマンの様です。
 そして彼らの楽曲へのアプローチやそのサウンド・メイキングもさる事ながら、リズ・フェア本人が彼らを100%使いこなしている感じがして、まだまだこれからを期待させてくれます。でも相変わらずエロな歌詞も健在、インナーの写真は網タイツだったりするんですが、これはセクシーなのか!?ってところがまたかわいいです。
リズ・フェア
『リズ・フェア』

CD/東芝EMI
TOCP-66183
\2,427(税抜)


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R&R LIBRARY 第47回
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