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Mando Diao
『bring 'em in』


  ちょっと前にすみやのブライアン鷲尾さんに会った時「最近気になったCD何かありますか?」と聞いたら、「このバンド変だよ」と言われて聴かせてもらったのがこの[MANDO DIAO](マンドゥ・ディアオ)。いい年してこんなレコードに引っ掛かるあなたも相当変(失礼!)だ、とも思ったのですが、おかげで原稿の材料になりました。有難うございます。
 さて、このバンドの個人的な印象を一言でいうならば、「こいつら本気だ」って感じです。何がどう本気かというと、その音楽に向かっている姿勢と言うか、突っ走る勢いみたいなもの。例えるなら、田舎の暴走族のお兄さんが爆音をまき散らしながら命 がけで赤信号に突っ込む美学を熱く語る様な(どんなだ?)、カッコ良いんだか悪いんだか判らないけど、とりあえず伝わってくる「本気」。
 アルバム全体がもう笑っちゃうくらい「ブリティッシュ・インヴェンション」な雰囲気で、フーとかアニマルズ、スモール・フェイセズやキンクスなんかが好きな人には是非お勧めします。60'sのブリティッシュ・ロックのエッセンスを上手く取り入れてサウンド作りをしているバンドは沢山あると思うけれど、彼らの場合は取り入れるとか言う次元を超えてます。あまりにリアルなその音や演奏には「こんなサウンドにしよう」とか、「こんなフレーズを入れてみよう」ではなく「こうでなくてはならない」と考えてるとしか思えない程迷いがありません。きっと彼らにとっては前出に例えられる60’sサウンドは単なる音楽作りの「ネタ」ではなく、紛れもなく現在進行形のロックンロールなのです。時代やジャンルを超えたロックの初期衝動。僕がこのバンドに何か突き抜けたものを感じるのはそういう部分かも知れません。
 一体どうしてこんなバンドが今、しかもスウェーデンから出てくるのかさっぱりわからないけれど、彼らがこの先どういうことになるのか、とても楽しみです。
マンドゥ・ディアオ
『ブリング・エム・イン』

CD/東芝EMI
TOCP-66175
¥2427(税抜)


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R&R LIBRARY 第46回
2003-07
Groovin'
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