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ブライアン・ウィルソン来日公演
「ペット・サウンズ・ツアー」

 ブライアン・ウィルソンのライヴに行って来ました。とにかく素晴らしかった!ワンダーミンツやジェフリー・フォスケットをはじめとするメンバーの演奏やコーラスは文句のつけようがない完成度で、彼らの音楽に対する気持ちが痛いくらいに伝わってくるコンサートでした。今回のツアーは「ペット・サウンズ・ツアー」。いわゆる昔ながらのビーチ・ボーイズのイメージとは違う、お世辞にもポップス王道のコンサートではなかったけど、ファンにとっては号泣ものだったと思います。
 初日は1人で当日券を買って見に行きました。こんな仕事をしていると、チケットを取るのも誰かにお願い出来ることも多いので、そういう感じに慣れてしまっている自分も少し嫌な感じがしたのです。だから、今日は1人で行こう、そして自分にとってブライアンの音楽がどういうものなのか確かめよう、なんてちょっと思ったのです。チケットを買って会場の中に入って、Tシャツとかパンフなんかをひとしきり眺めた後ワインを1杯飲んだりもして、開演前のコンサート会場独特の、あのなんだか落ち着かない雰囲気を楽しんだ後、ホールの中へ。当日券なのできっと空いてる上のほうの席だろうから、じっくり自分なりに楽しもうと思って中に入ったら、予想よりはるかに良い席でなんだか複雑な気分。良い席ってなんだか変な責任を感じるのは僕だけでしょうか?
 コンサートが終わった後は、誰とも話したくないという気分でした。それは悪い意味じゃなくて、余韻に浸りたいというか、誰かと話すと現実に引き戻されてしまいそうな気がしたからだと思います。メンバーのダリアンに楽屋に来いと言ってもらっていたんだけれど、初日は知った顔が何人もいるであろうその場所に行くことさえ出来ませんでした。そのくらい良かった!とくに今回は「Heroes & Villains」や『Friends』からの曲など、こんな曲を!と思うような僕の心の琴線を激震させるようなものが多々ありました。やっぱり僕は音楽が好きだというのを実感した1日でした。ちょうどブライアンの初来日の時期から今回の来日までの間は、個人的にいろいろな事をサーフィンしていた時期でもあったので、まるで図ったようなタイミングで来日が実現したことが僕にとっては本当に救いになりました。という話をとある知人にしたら、「相変わらずだねえ…でも、それもどうなんだか……」と心配そうに言われたりしたのですが、自信を持って言えます。ブライアン、ありがとう!

ビーチ・ボーイズ
『ペット・サウンズ』
CD/東芝EMI
TOCP-3322 \1,699

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2002-03
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