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ポール・マッカートニー
『ドライヴィング・レイン』

 4年ぶりに届いたポールの新作です。リンダさんが亡くなった時には、ポールも一線から退いてしまうんじゃないかと心配していたのですが、活発に活動を続けてくれてうれしい限りです。
 最初に手にとって思ったのは、いったいどんな音楽なのか全く想像がつかないこのジャケはなに!?といったところです。最初は海賊盤かと思いましたが、よく読んだらポールが腕時計カメラを使って自分で撮った写真だそうで、納得。ジャケに関してはいろんな(でもないか?)意見があるようですが、そういうところもポールっぽくていいんだ!と言い聞かせる自分です。
 NYのテロ被害へのチャリティー・コンサートで「Freedom」を歌っているポールを見て、やっぱり今でもポールはスターなんだ、というのを実感しました。もうすぐ60歳になるというのに、ライヴをやってアルバムを作って、その度にビートルズを引き合いに出されたり、ジョンと比較されたり、挙句ジャケがひどいとか言われる事を考えると、かわいそうな気さえしてきますが、それは彼がやってきたことがあまりにも大きいということと、それが現在進行形で進んでいるからだと思います。だからポールは「神様」でも「伝説」でもなく、今でも「スター」なのです。少なくとも僕にとっては。
 若手のミュージシャンを起用して、ベーシックを16トラックのアナログ・テープレコーダーで録音したという今回のアルバムは、最近のCDの音圧に慣れてしまっていると地味にも感じるくらいシンプルなバンド・サウンドという感じですが、ウイングス時代のようなスタジオの空気感が漂っていて、いい感じです。また日本に来てくれないかなあと思う今日この頃です。

ポール・マッカートニー
『ドライヴィング・レイン』
CD/東芝EMI
TOCP-65870 \2,427

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R&R LIBRARY 第27回
2001-12
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