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デイヴ・クラーク・ファイヴ
『アーリィ・イヤーズ』

 忙しくて最近レコード屋さんに随分行ってなかったので、久々に行くとこれは買わねばと思うものがたくさんあって困ります。その中の1つがこのDave Clark Five。きっと僕がこの当時にリアルタイムで音楽に夢中になっていて、好きなバンドは?って訊かれたら、ビートルズもストーンズも、ビーチ・ボーイズも大好きなくせに、きっと"Dave Clark Five"と答えてしまうでしょう。オリジナル・アルバムの2 in 1+ボーナス・トラックが入って再発されたこのCDで、今までなかなかオリジナルの形で再発されなかったこのバンドの音源が一気に聴けるのはとてもうれしいです。
 DC5はビートルズを皮切りにイギリス勢がアメリカに渡って世界的にブレイクした時代の、所謂「マージービート」とか「リヴァプール・サウンド」というかなり大雑把な枠組の中に入れられていたバンド(本当はトゥテナムというところのバンドです)で、どちらかと言うと日本では音楽好きの間でも話題に上ることの少ないバンドなのですが(DC5のファンを公言している有名人を、僕はビートたけし以外知りません)、そのサウンドのオリジナリティーと洗練された感覚は、ほかには無いものがあります。僕がこのバンドに思うイメージは、何と言うか「男のダンディズム」(死語?)のようなもので、はっきり言って硬派なのです。大体リーダーがドラムって言うのも凄いんですが、このバンドにはポールのような甘さも、ミックのようなセクシーさも表向きにはあまり無く、ひたすら男っぽいのです。逆にいえばわかりやすく女の子にキャーキャー言われる要素は少なかったのかもしれませんが、そこがカッコイイ!クールでホット、ワイルドでジェントル、男の永遠のテーマがここにあります(ちょっと盛り上がり過ぎ?)。強烈なリズムとサックスの絡みが生み出す独特のグルーヴは、一度はまると癖になります。そして歌物以外のインストがまたカッコイイ。
 女の子に上手にフラれることも出来ないような男もいる昨今、このカッコよさを認めてくれる奴が沢山いると良いんだけれど。

デイヴ・クラーク・ファイヴ
『アーリィ・イヤーズ』
CD/ULTRA-VYBE
UD 2019 \2,000

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R&R LIBRARY 第15回
2000-12
Groovin'
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