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ジョー・ママ
『ジョー・ママ』
昨年のキャロル・キングの単独来日公演の素晴らしさには本当に感動して、もうこれ以上の贅沢は言えないと思っていたのだけれど、来年4月にまた来日するというニュースが入りました。しかも、今度はなんとあのジェイムス・テイラーと一緒!!とのこと。実現すればまさに音楽ファンにとって夢のライヴです。さらにバックミュージシャンには往年の名盤の数々で素晴らしい演奏を残したダニー・クーチ、ラス・カンケル、リー・スクラーという理想のメンバー。これは僕にとっては思わず叫びたくなる程のビッグ・ニュースです。この事の重大さををみんなにわかりやすく説明しようとするなら、王と長島が現役に復帰して試合をするようなものかも知れません(違うか?)。今年のサイモン&ガーファンクルといい、東京に住んでいて本当に良かったと思います。
そんなわけでキャロル・キング、ジェイムス・テイラー関係のものを眺めていて、ふとこのアルバムを思い出しました。この‘ジョー・ママ’というグループ、実は2人に深い関わりがあるのです。というのも、ベースのチャールズ・ラーキーはキャロル・キングの当時のパートナーであり、ギターのダニー・クーチと共に‘シティー’というグループで名盤「夢語り」を残したミュージシャン。その後のシンガー・ソングライターとしてのキャロル・キングやジェイムス・テイラーのサウンドは、この人たちの演奏がなかったら、きっと全く違うものになっていたはずです。そしてプロデュースはジェイムス・テイラーをはじめ、数々の名盤を手がけてアメリカの音楽シーンには欠かせない存在になったピーター・アッシャー。影に隠れてあまり表には出てこない作品ですが、アーシーかつグルーヴィーな中にも、一貫した軽快さと都会的なセンスを持つサウンドは今聴いても実にカッコ良くて、まさに隠れた名盤と言えるでしょう。
日本のミュージシャンやシンガー・ソングライターの方たちの多くも、好きなアーティストは?と聞かれると‘キャロル・キング’という答えが返ってくる事は珍しくありませんが、残念ながらこのグループまで知っている人にはなかなか会う事が出来ません。そんな地味なアルバムですが、ライブに行くであろうファンの人たちなら、きっとこのアルバムの良さはわかってもらえると思うので、是非一度聴いてみて欲しいです。
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ジョー・ママ
『ジョー・ママ』
ワーナーミュージック・ジャパン
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R&R LIBRARY 第122回
2009.11-12 Groovin'
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